Book

イシューからはじめよ ~知的生産のシンプルな本質~をわかりやすく要約

はじめに

「イシューからはじめよ ~知的生産のシンプルな本質~」という本の要約と重要だと思う点、オススメする理由を記載しています。ビジネス本としては非常に有名な1冊となっており、すでに読んだことがある方も多いかもしれません。

このサイトに来て頂いている方は、マーケティングなどに携わっている方が多いと考えていますが、日々イシュー定義し、改善していくことが多いでしょう。またプレゼン資料を作成する機会も非常に多いと思いますので、この辺りも解説されており、かなり勉強になります。

この本には、「問題改善する為のスキル」からアウトプット方法までが解説されており、日々に仕事で活用出来る考え方が纏めっているので、とてもオススメの1冊なので、学びの本として読んでみても良いと思います。

イシューからはじめよ
本書の概要

『イシューからはじめよ』の目次は以下の通りです。

まず、本書の概要を1枚に纏めてみました。個人的に本書の概要ということで纏めています。

本書の概要 :まずイシューを限定せよ!(すなわち”本当に解くべき問題”を設定することが重要)

1枚で纏めてみましたが、それぞれの章の要約しましたので、ご興味がある方はご覧下さい!

この本の考え方 – 脱「犬の道」

バリューのある仕事とは何か?を考えることが重要と本書では記載しています。本書で言うところの「生産性」定義は、「どれだけのインプット(投下した労力と時間)で、どれだけのアウトプット(成果)を生み出せたか」ということです。そして、アウトプット = 意味をある仕事 = バリューのある仕事と言っています。

さらにブレイクダウンしていき、「バリューのある仕事」とは、以下の図にあるように2軸から成り立っています。

ポイント

  1. イシュー度:自分のおかれた局面でこの問題に答えを出す必要性の高さ
  2. 解の質:そのイシューに対してどこまで明確に答えを出せているかの度合い

バリューのある仕事 図

ただし、Issueから始めること!「解く」前に「見極める」ことが最も重要になります。なぜなら、「イシュー度」の低い仕事をしている場合、どんなに「解の質」が高かろうと、先方側(顧客・広告主など)から見た際に、費用を掛けてまでお願いすることではないからです。

根性論で、がむしゃらに働き、作業し続けても「イシュー度」「解の質」という双方の軸の観点から「バリューのある仕事」までは到達することが難しく、この場合バリューのある仕事は生み出すことが出来ません。

逆に、低い質のアウトプットになり、作業を行う意味があまりないということで、本書ではこのことを「犬の道」と記載されています。

確かに、代理店やコンサル企業に費用を払って広告主が求めていることって、Issueを見つけて、解決をすることで売上などに貢献することです。解の質が高くても、Issueを解決出来ない、突き詰めると売上に貢献出来ないのであれば、お金を掛ける意味がありません。

イシュードリブン「解く」前に「見極める」

第2章では、どのようにイシューを見極めていくということを解説しています。問題はまず「解く」ものと考える傾向にあるが、まず行うべきことは本当に解くべき問題、すなわち「イシューを見極める」ことが重要と本書では説明しています。

イシューの見極めについて、重要なことは「強引にでも具体的な仮説」が必要で、「まぁこんな感じでOKかな?」という感じでフワッとしてしまうのが1番良くないということです。仮説を立てする際は、ポイントは以下になります。

「言葉」にすることが重要である

「主語」と「動詞」を入れる

主語と動詞を入れた文章にする内容が明確になり、仮説を精度が高まる

Where What Howが重要

よいイシューの内容はWhere What Howの形を取る事が多い。

  • Where:どこを目指しているのか?
  • What:行うべきことは何か?避けるべきことはあるのか?
  • How:どのように改善するのか?進むべき方向性は?

よいイシューの3条件

  • 本質的:答えが出るとそこから先の検討方向性に大きく影響を与える
  • 深い仮説:常識を覆すような洞察があったり、新しい構造で世の中を説明したりし、検証出来れば価値がある
  • 答えが出せる:イシューとはきちんと答えを出せるものでなければならない

全体の流れや構造に着目する方法

時間をかけ過ぎずに大枠の情報を集め、調査や定義付けたいものの肌感覚を持つことが重要です。細かい数字などはまずは必要なく、大きな流れや構造をキャッチすることが大事になります。

一次情報に触れる

自分の目で確認可能な一次情報に触れることが重要です。事実行っていることを把握をすることが出来、それ内容が肌感覚を感じさせてくれることになり、明確な仮説を立てる強い指針を与えてくれるからです。

基本情報をスキャン

世の中の常識や基本的なことをある程度把握・確認し、素早く調べる(スキャンする)ことが基本情報を行うコツになります。

集めすぎない・知りすぎないこと

情報を「集めすぎたり」「知りすぎたり」すると、新しい取り込みが鈍ったり、生み出される知恵が減り、自身の視点が無くなっていく為、やりすぎは注意ということです。

仮説ドリブン①イシューを分解し、ストーリーラインを組み立てる

これまで、イシューを見極めることが重要だと記載してきたが、イシューの見極めだけでは、「バリューのある仕事」にはならなく、「解の質」も高さも求められる。この「解の質」を高める方法としては、2つ存在します。

ポイント

  • ストーリーライン作り
  • 絵コンテ

この章では、「ストーリーラインの作り方」を要素していきます。

ストーリーラインの作り方をブレイクダウンしていくと、「イシューの分解」と「分解したイシューに基づいてストーリーラインを組み立てる」2つで構成されています。

1. イシューの分解

イシューとは、大きな問題なので、いきなり大きな固まりから答えを出すことは難しいです。大きな固まりを分解していき、解答が出せそうなサイズまで小さくしていくことがコツになり、このことを本書では「サブイシュー」と定義しています。小さい問題を解決していくと、大きな問題も見えてくるという感じです。

分解をする際、「ダブりもモレもなく」と「本質的な意味のある固まり」を分解することが重要になります。そしてイシューを分解すること課題が整理させ、考えることが明確になるのでメリットがあります。

ポイント

  • 課題の全体像を把握することが出来る
  • サブイシュー中でも取り組むべき優先度が整理される

2. 分解したイシューに基づいてストーリーラインを組み立てる

イシューを分解して課題がある程度見えてきたら、次に行うことは最終的に伝えたい内容を理解してもらえるようにストーリーラインを組み立てることが重要です。理由は以下2点です。

ポイント

  • 分解したイシューの仮説だけでは相手を説得させるだけのストーリーにはならないから
  • ストーリーによっては、以後に必要となる分析方法が変わってくることがあるから

この章の内容は、マーケティング部、代理店、コンサルティング企業等の方々は日々行っている業務かもしれませんので、イメージ出来るかもしれません。私は割と理解且つ重要なことだと思えました。

仮説ドリブン②ストーリーを絵コンテにする

イシューを分解し、組み立てたストーリーラインは言葉になるが、具体的なデータのイメージをビジュアル化することで最終的なアウトプットが納得いくものになる。(相手側も理解し、納得しやすくなる)

このことを本書では「絵コンテ」と呼んでおり、そして絵コンテづくりの3つステップが存在していました。

ポイント

  • 軸の整理
  • イメージの具体化
  • 方法の明示

軸の整理

絵コンテの第1ステップは、「分析の枠組み」軸を整理することが重要です。そもそも「分析とは何か?」ということも立ち戻ると、著者の答えは「分析とは比較、すなわち比べること」と記載されています。どのような軸で何と何を比較するのかを考えることが分析の本質です。

定量分析で比較する際は、3つの種類しか存在しなく、様々な分析方法をしていたとしてもこの組み合わせに過ぎないということです。

比較

同じ量・長さ・重さ・強さなど、共通軸で2つ以上の値を比較すること

構成

全体と部分を比較すること。例えば、市場シェア・コスト比較など、全体に対する部分の比較を意味する

変化

同じものを時間軸で比較すること。売上の推移・ドル円トレードの推移など

イメージの具体化

軸の整理が終わった第2ステップは、「イメージの具体化」です。

具体的な数字を入れて分析・検討結果をイメージしていきますが、重要なことは数字で示していき、始めのうちは精度は高くなくて良く、この辺りがポイントになりそうだなと感覚を持つことが大事になります。そのあとに、深堀した「比較による結果の違い」などが把握出来ると良いです。本書では、「意味合いを表現すること」と記載されています。

方法の明示

最後、第3ステップは、「方法の明示」です。

これまで、「軸の整理」と「イメージの具体化」が重要になると記載しましたが、最終的に「軸の整理」と「イメージの具体化」がどこからの情報になるのかを説明することが大切になります。どうやって、どこから情報を取得しているのかを明示するようにしましょう。

アウトプットドリブン 実際の分析を進める

今まで様々なステップを踏んできましたが、いよいよアウトプットを生み出す作業になります。ただし、いきなり分析や検証を行わないことが重要であり、注意です。

理由としては、重要な部分をはじめに検証しておかないと、根底が崩れた際に、軌道修正が出来なくなる為です。ポイントとしては、以下になります。

ポイント

最もバリューのあるサブイシューを見極め、分析を行う。サブイシューの中には、必ず最終的な結論や提案の軸となる部分がある為

2つのトラブル

今までのフローに則り、作業を進行したとしても、実際に手をつけたとしてもトラブルは発生するでしょう。その対策も本書では記載されています。

ほしい数字や証明が出せない

構造化として推定する

ある値はどのような構造に分けられ、組み合わせが存在するか考える

足で稼ぐ

フットワークで情報を稼ぐというのもあり。直接出向き、自分の目で情報を見る

自分の知識や技では埒が明かない

詳しそうな人に聞きまくる

それなりに経験のある方にヒアリングが出来ればと、トラブル回避になる可能性がある

解決の目途が付かない場合

作業をする目安が決めて、見切りを付けることも大事

最後に、アウトプットする時間も気にしなければいけません。時間をかけ過ぎも良くない為の、完全なアウトプットでなくても、例えば60%作って、再度見直す、誰かにフィードバックをもらい、80%に改善していくなどの作業も早く作業するのに重要になります。

メッセージドリブン 「伝えるもの」をまとめる

最終章では、プレゼンの資料など纏めていくための解説となっています。最終的なアウトプットを受け手(アウトプットを聞いてもらう人)に以下のような状態になっていると良いです。

ポイント

  • 意味のある課題を扱っていることを理解
  • 最終的なメッセージの理解
  • メッセージに納得してもらい、解決の行動に移ってもらう

その上で重要な項目は、「ストーリーラインの構造」と「チャートを精査」することになります。

ストーリーラインの構造

簡単な流れ

  • 論理構造を確認する
    すっきりとした基本構造で整理出来ているか且つ、前提が崩れていないか
  • 流れを磨く
    流れや締まりが悪い部分はないか、補強が足りない部分はないか
  • エレベータテストに備えている
    結論を端的に説明出来ているか、特定の部分について速やかに説明出来ているか

優れたチャートと磨き込みのコツ

簡単な流れ

  • 1チャート・1メッセージを徹底する
  • 縦と横の比較軸を磨く
  • メッセージと分析表現を揃える

私が思う重要なポイントのまとめ

本書のタイトルにもあるようにイシューから始めること!「解く」前に「見極める」ことが最も重要だと考えます。

「何に答えを出すためのものか」というイシューを明確にしてから問題に取り組まなければ、あとから混乱が発生するので、イシューを見極める力がまず必要になると思います。以下に重要なことを抜粋し、纏めました。

Issueから始めること!「解く」前に「見極める」ことが最も重要だと考える

まとめ

  • イシューから始めること!「解く」前に「見極める」ことが最も重要
  • イシューを見極めるプロセスが存在する
  • アウトプットする重要なフローが存在する

-Book

Copyright© Media Planning Information , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.