アドテクノロジー

Campaign managerとは?基本的な機能を解説

はじめに

まずGoogle Marketing Platform(GTM)について各プロダクトを以下に纏めました。Campaign managerは、このGoogle Marketing Platformに存在するツールになります。そして以前はDoubleClickという製品の一つに属し、DoubleClick Campaign Manager という製品名称で、一般的に頭文字を取り「DCM」と呼ばれていました。2018年7月にGoogle Marketing Platform(GTM)に統合されCampaign Managerという名称に変更されたという背景があります。

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この記事では、Campaign managerの「基本的な機能の解説」と「Google アナリティクス 360」の連携について紹介しようと思います。

Campaign Managerとは?

デジタル広告の配信から効果計測までの一元管理を強みとしている第三者配信プラットフォームになります。主に以下の4点が機能になります。ご注意して頂きたいのが、広告枠の買い付けや入札単価の最適化機能は搭載していないので、ご理解下さい。

データ

  • 単一のcookieで複数媒体にまたがるデータを保持することが可能です。

もう少し詳しくご説明するとCampaign managerを通すことで、A媒体、B媒体、C媒体からDさんに広告が配信されたら単一のCookie(同一のユーザー)としてトラッキングすることが出来ます。さらにデバイスも同様に考えることが出来、デスクトップやタブレット、モバイル(アプリケーション)などデバイスを横断した環境で広告に接触しても単一のCookie(同一のユーザー)として識別します。

上記の利点

Cookieベースになるが、同一のユーザーという定義をすることが出来て、重複がある程度把握することが可能です。ある程度というは、cookieベースになりますので、完全なるユニークユーザーという訳ではありません。

クリエイティブ

  • 様々なチャネルごとに最適化した広告を配信する基盤

様々なチャネルのフォーマットに即した広告(クリエイティブ)をcampaign manager上で一元管理をすることが可能です。媒体毎に同じクリエイティブを利用することも多いと思いますが、入稿・管理もcampaign managerで出来ますので、わざわざ各媒体に入稿することもありません。

具体的にどのようなフォーマットをcampaign manager上で一元管理が可能なのか以下に記載します。

  • ディスプレイ
  • ダイナミックディスプレイ
  • マストヘッド
  • True View
  • Bumper
  • モバイルビデオ
  • モバイルディスプレイ
  • アプリ内広告
  • リッチアド

上記のクリエイティブは、campaign manager上で一元管理が出来ます。もし、活用される方は念のためGoogleさんにご確認して頂ければと思います。

上記の利点

すでに記載していますが、campaign manager上で一元管理出来る点です。Campaign managerのような3PASを活用しないと各媒体へクリエイティブを入稿するスキームになりますが、入稿などはcampaign managerにしますので、管理がしやすいですし、手間も軽減します。

補足として、Data Driven Creative(DDC)という機能もあり、「天気、紫外線、花粉量」などの外部データが存在し、そのデータに連動した広告(クリエイティブ)を出し分けるダイナミッククリエイティブを活用することも出来ます。要は、広告(クリエイティブ)を動的に生成することが可能ということです。

測定

  • 全てのマーケティング活動にまたがってユーザーを把握することが可能

Campaign managerで計測できる項目をいくつか紹介したいと思います。

ポイント

  • ビューアビリティー(視認されているか)
  • 詐欺対策(人間によって視認されているか)
  • 広告枠認証(適切な露出環境か)
  • クロスデバイス(デバイスをまたいで計測)
  • アトリビューション(様々なチャネルとデバイスをまたいで計測)

ビューアビリティーとブランドセーフティーの計測などは、広告主側も注視し始めているかと思いますし、非常に重要な視点になります。

ビューアビリティ

ポイント

  • 広告はビューされているか
  • 平均ビュー時間
  • 有効ビューimpのリーチ数
  • どのオーディエンスのビュー率が高いのか

を確認出来ます。

ブランドセーフティ

ポイント

  • ブロック:広告を掲載したくないコンテンツの場合、広告を非表示にする
  • アラート:適切でないコンテンツに掲載された場合に通知される
  • 分類:広告表示先のコンテンツ分類を行う

広告主のブランドを毀損させてしまう広告掲載先を防ぐように管理します。

上記の利点

ビューアビリティは、広告掲載のインプレッションが、実際にユーザーが閲覧したインプレッションの比率のことですが、ビューアビリティのパーセンテージをcampaign manager上で把握出来ます。ブランドセーフティは、ブランド毀損するようなコンテンツに掲載しないようにcampaign managerで管理可能で、代理店・運用者は、広告主のブランドを毀損するようなコンテンツへの広告配信は防がなければいけません。

「ビューアビリティ」や「ブランドセーフティ」関連を纏めた記事がありますので、ぜひご参考にして頂ければと思います。

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アトリビューション
  • カスタマージャーニーにおけるユーザーのタッチポイントを評価

アトリビューション分析とは、直接コンバージョンにしたアクションだけではなく、コンバージョンに至るまでの接触したメディア(タッチポイント)の貢献度を評価する手法になります。よって、コンバージョンまでに辿った導線の可視化が可能です。

またどのメディアに接触するとコンバージョンが高まるのかを分析出来ますので、最適なプロモーションの組み合わせ、最適な予算配分を行うことが出来るようになります。

Campaign ManagerとGoogle アナリティクス 360を連携すると?

以下の2つのデータを1つのレポートで可視化出来ます。

ポイント

  • Campaign Managerのデータは、サイト外=広告データ
  • GA360のデータは、サイト内=サイト内行動データ

それぞれレポーティングが可能な項目がCampaign ManagerとGA360では異なりますので、連携することでそれぞれを補えることになります。Campaign Managerでは計測出来ないチャネルもGA360ではコンバージョン経由に表示されるようになります。よって、Campaign Managerで計測している広告のインプレッションがコンバージョンに寄与しているのかを把握することが可能です。

ちなみに、Google Marketing Platformのうちのサービスである「DV360(Display & Video 360)」との連携が可能です。DV360の特徴と事例は以下の記事に纏めていますので、ご覧下さい!

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まとめ

デジタル広告の配信から効果計測までの一元管理を強みとしている

  • データ:単一のcookieで複数媒体にまたがるデータを保持することが可能。
  • クリエイティブ:様々なチャネルごとに最適化した広告を配信する基盤。
  • 測定:ビューアビリティー、ブランドセーフティー、アトリビューション分析が可能。

Campaign ManagerとGoogle アナリティクス 360を連携

  • 2つのデータを1つのレポートで可視化可能になる。
  • Campaign Managerのデータは、サイト外=広告データ
  • GA360のデータは、サイト内=サイト内行動データ

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