アドテクノロジー

SA360とは?広告運用面でのメリット

はじめに

今回は、SA360というGoogleの検索広告ツールを解説したいと思います。一般的によく活用されるのは、Google Ads(旧Google Adwords)やYahoo! Sponsored Searchになるかと思います。では、SA360とはこの2つのプラットフォームを何が異なるのでしょうか?

SA360

SA360とは?リンク前の事前準備

SA360(検索広告360)、旧名DoubleClick Searchは、SEM運用においてクロスメディアで広告をより効率よく管理することができるプラットフォームです。Google AdwordsやYahoo! Sponsored Searchで出稿している広告をSA360からでは一括で運用が可能です。

SA360はMCCレベルのアカウントを既に運用している場合は、ご自身でリンクさせることができます。設定するにあたり、いくつか事前準備が必要のため以下に纏めました。

  1. Google Analytics:リンクさせるプロパティ単位の編集権限
  2. SA360:広告マネージャーの権限

設定完了後にリンクリクエストが承認されるとメールにてお知らせが届きます。詳しくは、Googleの下記のヘルプページを参照しながら設定を行ってください。

参考:検索広告 360 のリンク設定

では、次にSA360を使うことで運用面においてどのようなメリットがあるのか、紹介していきます。

SA360をリンクさせることで広告運用にもたらすメリットは?

自動入札

SA360の自動入札は、様々なチャネル、商品グループやターゲティングを横断して広告の最適化を行うことができます。これによりキャンペーン予算内で効率的に広告主の目標に最大限寄り添った結果が得られます。

ただし、Google AdwordsとSA360両方の入札戦略を併用することは出来なく、どちらの入札メカニズムが最適かを判断するには、Google AdwordsとSA360で結果を比較しご自信で判断する必要があります。

以下がSA360でサポートされているGoogle広告の自動入札の種類です。

クリック数最大化

予算内でクリック数を最大限獲得できるよう自動的に入札の調整が行われます。

例えば、月のキャンペーン予算が¥1,000,000と仮定すると、予算¥1,000,000以内で「より多くのクリック数」を獲得できるよう最適化が行われます。

目標コンバージョン単価

設定または目標CPA(コンバージョン単価)内でコンバージョンを最大限に獲得できるよう入札が調整されます。例えば、KPIがCPA 400円の場合、CPA 400円内で多くのコンバージョン数を獲得できるよう最適化が進みます。

目標ROAS(目標広告費用対効果)

設定したROASを基準とし、入札が行われます。例えば、目標ROASが300%であれば、300%でコンバージョンやレベニューを伸ばすことができます。

この辺りの計算方法など、Webマーケティングの基礎情報は以下の記事に纏めていますので、ご覧下さい。

Webマーケティング
初心者が学ぶべきWebマーケティングの基礎情報

はじめに 2019年にインターネット広告費がテレビメディア広告費を初めて超えたというニュースが話題になりましたが、オンライン(Web上)での施策・コミュニケーションは今度さらに重要になってきます。 今 ...

続きを見る

複数プラットフォームを一括で管理

先ほど記載した通りGoogleとYahoo!両媒体で広告を運用する場合、SA360は両媒体を一括で管理することが可能です。

広告やキーワードの編集、自動入札の設定、両媒体のパフォーマンスの分析やデータも一括でダウンロードできるため、Google AdwordsとYahoo! Sponsored Search別々に操作する手間が省けます。

複数プラットフォームでアカウントの管理は可能ですが、GoogleとYahooで入稿規定なども異なるため、入稿は通常通りGoogle/Yahoo! Editorから別々に入稿する必要があります。

入稿完了後は、SA360を同期させ、GoogleとYahoo!両媒体にアップデートしたキーワードや広告を確認や編集することが可能なので、こちらの機能は便利だと思います。

ココがおすすめ

個人的に最大のメリットだと思うことは、プラットフォームを跨いで最適化してくれることだと思います。管理から最適化まで1つのプラットフォームで一気通貫出来るので、SA360はメリットが多いです。

日々運用していく中で、個人的に運用に支障がでるほどの大きなデメリットはありませんが、細かな部分、例えばGoogleのギャラリー広告のデータがSA360上では確認ができないことや、GoogleとYahoo!両方のデータをダウンロードした際にGoogleとYahoo!で通貨が異なるため、データ集計を行う前に、通貨を揃えることなど、些細なところで不便に感じることはあります。

ですが、プラットフォームを一括管理できるところや複数エンジンを跨いで入札を行えるメリットが大きい分導入する価値はあります。

広告のスケジューリング、Rulesを使って問題をアラート

SA360では、「ルール」機能を使って、自動で広告の配信・停止を行え、更に問題が深刻化する前にアラートさせることができます。事故にならないように、事前にSA360からアラートの連絡があります。

広告のON/OFF、差し替え、プロモーションの回数が多い広告主ではこれらを自動でSA360上設定できるため便利な機能です。

あらかじめルール付けしたい広告にラベルを設定し、以下の方法からルール設定ができます。今回は、広告配信開始のルール作成の例をとして以下に画像付きで紹介させて頂きます。

1.ルール名入力

ルール名入力

2.ルールを反映させたい広告を選択。事前に広告にラベルを貼っていた場合、ラベル名で広告の絞り込みできます(ラベル例:A_Sale)。ラベル以外にも、キャンペーン名や広告グループ名等で自由にフィルターがかけられます。

ルールを反映させたい広告を選択

3.Change State > Active を選択し、上記のルールが実施された際にアラートする先のメールアドレスを記入します。※複数可

Change State Active を選択

4-1.指定の配信日・時間がある場合

指定の配信日・時間がある場合

4-2.特定の曜日に繰り返し配信したい場合

特定の曜日に繰り返し配信したい場合

上記のようにあらかじめ設定することによって、作業時間削減でき、ミスも防げます。

また、配信ルール以外にも、アラート機能を活用させる方法があります。

例えば、日々運用して中で、競合の入札強化により広告グループのCPCが急激に上昇してしまうような問題が発生した時にプラットフォームからアラートがあると助かるなと思ったことはないでしょうか?

このアラート機能では、広告グループのCPCが一定額よりも高騰するとアラートを出し、CPCを設定した時間・金額に戻すことができます。これにより安定してより低単価でプランに沿った運用が行えます。

まとめ

  • 複数エンジンを一括で管理、入札も複数エンジン跨いで最適化が行われることから、導入することで運用効率が向上。
  • よって、日々の運用業務時間の削減に繋がる。
  • ルール機能を使って広告の配信設定を自動化、パフォーマンス低迷をアラート機能を使って防ぐ。

 

-アドテクノロジー

Copyright© Media Planning Information , 2020 All Rights Reserved Powered by AFFINGER5.